平成20年度 青森中央短期大学 第3回公開講座

今さら聞けない料理の基本

日 時
平成20年10月25日(土)
場 所
青森中央短期大学1号館122教室
参加者数
9名
共 催
社団法人 日本フードスペシャリスト協会

青森中央短期大学

1.実施記録 

(1) 公開講座開始 

平成20年度 第3回公開講座『今さら聞けない料理の基本』(9名参加)が本学1号館122教室(調理実習室)において、食物栄養学科 木村亜希子講師の挨拶によって始められた。そしてこの講座が、日本フードスペシャリスト協会との共催であることが伝えられた。

(2) 講座説明開始

舛澤正博講師より、様々な食の問題を抱える今こそ、手間をかけた料理の味の違いや、料理の楽しさを感じてもらいたいと本講座の趣旨についての説明が行われた。

(3) デモンストレーションによる調理説明

10:20頃、実際に米のとぎ方等のデモンストレーションを見てもらい、今回の料理の作り方、ポイント等についての説明が行われた。参加者は今まで見逃していたことや、ちょっとしたコツについて一つ一つに関心を示し、熱心にメモをとっていた。

米をとぐとき最初の水はすぐ取り替えるのがポイントです。 だしを漉すときはキッチンペーパーをぬらしてから使います。
ほうれん草は小鉢にあわせて切るときれいに盛り付けることができます。 あげだしのたれは周りから注ぎいれます。
ほうれん草は先に根元をゆでてから葉をお湯の中に入れると火の通りが均一になります。 はしを油揚げの上で転がすと、口が開きやすくなります。

(4) 実習開始

11:00頃、参加者がそれぞれ3人ずつの3班に分かれ、実習が開始される。全員で協力し、講師に手順を確認しながら丁寧に作業を進めていた。慣れない場所での調理のためか予定時間を少しオーバーし、 12:00頃に完成となった。

彩りを考えながら立体的に盛り付けています。 すし飯は俵型のおにぎりにしてから、袋につめます。
泡立てず切るようにまぜるのがコツです。 揚げ物は温度に気をつけて、しし唐は穴を開けてから揚げるととびはねません。
茶碗蒸しは高温にするとすがたちやすいので、蒸し器の温度を90度位にするのがコツです。 すし飯は熱いうちにうちわであおぐとツヤがでます。

(5) 試食

12:10頃、各班で試食を開始。参加者は、一番ダシを使った料理と普段の料理の味の違いを実際に自分の舌で感じ、感心しきりだった。
今回は記録用でカメラ撮影をしていたため、参加者は少し緊張している様子ではあったが、班員同士で楽しく会話をしながら食事をしていた。

「おらだっきゃ、毎日まんま こさえでんだい。」
  《 完成図 》
左上:豆腐と野菜の揚げ浸し
左下:五目いなり
右上:ほうれん草のくるみ和え
右下:茶碗蒸し
「わいは〜、くるみ和えおいしいじゃ。」  

(6) 講座終了

12:30頃、試食後の後片付けも終わり、講座終了の挨拶で閉会した。終了後、参加者から「参考になる事がたくさんあった」「またこのような講座を開催して欲しい」との声が多く聞かれた。予定よりも30分ほど遅い講座の終了であったが、アンケートなどからも参加者の満足が得られたことがわかり、有意義な公開講座となった。

(7) 報道等

今回の講座については、地元のテレビ局(ATV青森テレビ)が取材に来て、講座の内容を当日の夕方のニュースで報道した。

「きょうの講座の感想はいかがですか?」
「なんか、フードスペシャリストになった気分です。」
「おとうさん、お味はいかがですか?」
「めじゃ、めじゃ。」


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