がんばれ東北 各県の特産品を使った加工食品・料理メニュー展

平成24年10月6日(土)~7日(日)の2日間にわたり、東京都が開催した「第6回 東京都食育フェア」に日本フードスペシャリスト協会の補助を受けて参画し、ポスター展示と試作品展示を行いました。また、平成24年11月4日(土)~5日(日)の2日間にわたり東京聖栄大学で開催した大学祭『聖栄葛飾祭』でも同様の企画を展示するとともに、現地の農産物販売も行い、来場者に東北のバックアップをお願いしました。
これらの実施記録を報告します。

〔概要〕

3・4年生の学生が、東北各地の特産品を選び、新しい加工食品や、料理メニューを試作し、その内容をポスターにまとめ展示しました。会場では学生が待機し、来場者の質問に応対しました。

Ⅰ.ポスター展示

各研究室から10枚のポスターが提出されました。それらは表1のとおりです。

表1 展示したポスター

番号 研究室 指導員 研究課題
食品開発研究室 井筒 米粉お用いたクッキーのテクスチャー
2 食品開発研究室 井筒 米粉添加がクッキーのテクスチャーに及ぼす影響
3 食品開発研究室 井筒 米粉添加がシホンケーキのテクスチャーに及ぼす影響
4 食品学第一研究室 筒井 脱脂エゴマの製パンへの影響
5 食品学第一研究室 筒井 脱脂エゴマのクッキー製造への利用
6 食品学第一研究室 筒井 ホタテの塩麹漬
7 食品学第一研究室 筒井 ホヤの塩麹漬
8 食品学第二研究室 荒木 ダリア塊根の利用性
調理学第二研究室 吉田 米粉を使ったクッキーの開発

Ⅱ.実施記録

京都食育フェアの主催者発表来場者数は約4万人でした。展示パネルの内容についての質問以外に、食品学科学生が町の活性化を後押ししている福島県塙町についての質問や東京聖栄大学についての質問、食の安全性についての質問もありました。クイズラリーの問題にもなった塙町の特産品ダリアの球根にも興味をもたれました。

東京都食育フェア担当のスタッフです。

東京都食育フェア担当のスタッフです。

『聖栄葛飾祭』でも同様の展示をしましたが、塙町特産品の販売も実施して、来場の人たちに東北支援をお願いしました。

Ⅲ.総括

東北の特産品を利用した新規加工品や料理メニューを開発するのに、学生たちは苦労していましたが、何とか製品を完成することができました。このようなトレーニングが食品開発やメニュー開発の勉強として役立つものと思っています。さらに実際に販売できる製品にしていくことで本来の東北支援が確実なものになると考えています。