日 時: | 平成22年11月6日(土)13:00~14:30 |
場 所: | 聖徳大学1号館1219教室 |
講 師: | 早川文代先生 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所 |
講演内容: | 日本語は他の言語に比べ食感表現が多いことや、時代や年齢、地域などで差があることなど、具体的な事例をあげる |
参加者人数: | 122名 |
(チラシはこちら) | |
共 催: | 社団法人日本フードスペシャリスト協会 |
後 援: | 松戸市教育委員会 |
まず、美味しく感じることや食品の官能評価についてご紹介があった後、日本語は他の言葉に比べ食感表現が多いことや食感表現が時代や年齢、男女、関東と関西とで差があることなどをご説明いただきました。
食感表現が豊富な理由として、日本人がこだわる食品の粘りや弾力を表現するには擬音語や擬態語が適していること、生ものまで食べるため、素材の食感に対する意識が高いこと、新しい食感のものを積極的に取り入れることなどを解説され、なるほどと納得する内容でした。また、女性は男性よりも食感表現に関する語彙が豊富だそうです。
参加された皆様からは、日本語の食感表現が豊富であることや、新しい語が登場する一方で、死語に近い語もあるなどの状況がよく理解できたと感想が寄せられました。
講演終了後、参加者に講演会アンケートを実施し、109名(女性106名、男性3名)から回答を得ました。
参加者の年齢は、20歳代から70歳代まで幅広い年齢層であった。居住地は千葉県内62名、県外47名(うち東京都16名、埼玉県14名、茨城県7名、神奈川県6名など)、無記入4名であった。
講演内容の満足度については、「大変参考になった」が57名、「参考になった」が44名で合わせて101名、「どちらともいえない」が1名、無回答が7名であった。「あまり参考にならなかった」、「参考にならなかった」という回答はなく、ほとんどの参加者に満足していただけたものと考えています。
参加者からのご意見としては、「食感表現について改めて考える良い機会となりました」、「食感を言葉にするとおいしさを共感できると思いました」、「日本語って面白いなと改めて知りました」などが寄せられました。