「食と健康講座」~ライフステージ別の食育~というテーマのもと、8回の講座を開催した。
1.講座内容
第1回 平成22年6月12日(土) | 午前10時30分~12時 講義 | ||
『子どのの食育』 | 講師:前田文子 | ||
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食育基本法が成立して5年、子どもたちの食生活は改善されてきたでしょうか。子どもの食への関心を高め、食を選択する 力を養うための様々な試みについてお話しします。保育園や小学校での食農への取り組みや給食の工夫、フランスの味覚週間などの実践例を見ながら家庭での食育について考えましょう。 |
第2回 平成22年7月3日(土) | 午後1時~2時30分 講義と実技 | |||
『元気な体づくり~リフレッシュエクササイズ~』 | 講師:有賀雅史 | |||
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健康増進を支える要素の一つが運動ですが、今回の講座では日常気軽に出来るエクササイズやストレッチングを紹介します。 | ||||
主な内容は | ①疲労回復、肩こり予防解 ②椅子を使用したストレッチング ③効果的な早足ウォーキング(晴天時)等 |
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色々なストレッチを体験しました。
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第3回 平成22年9月25日(土) | 午後1時~2時30分 講義と調理実習 | ||
『子どもと作る・たべるを考える』 | 講師:黒川理加 | ||
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「食を営む力」は生涯にわたって育成され、特に乳児期・幼児期はその基礎を培う大切な時期にあたります。この時期どの様にこどもと共に食に関わり、囲み、楽しむのか、今話題の米粉調理の実習を主題に考えます。 |
第4回 平成22年10月9日(土) | 午前10時30分~12時 講義 | ||
『成人期の食育』 | 講師:高橋律子 | ||
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いつまでも若く健康でやりたいことができる人生をめざしてアンチエイジング・老年学研究が盛んだが、そのためには成人期の食事が大切です。そこで成人期に重要な生活習慣病・メタボリックシンドロームを予防する食事を中心に講義をします。 |
第5回 平成22年11月13日(土) | 午後1時~2時30分 講義と調理実習 | ||
『美味しく健康的な調理の工夫』 | 講師:福永淑子 | ||
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調理することは単に食品や食材を食べ物に仕上る操作だけではなく、食べる人の気持ちと健康を考えながら食事をつくることが非常に大切なことです。そしてちょっとした工夫をすることで、食材の成分を最大発揮し美味しくすると同時に、食べる人を健康にも導いていきます。 |
第6回 平成22年12月11日(土) | 午前10時30分~12時 講義とデモンストレーション | ||
『食卓から学ぶ健康・卓育』 | 講師:氏家正子 | ||
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人には、それぞれに節目があり食生活が変化する時があります。 ライフステージに合った食事のあり方を知ると、身体も心も喜んで健康でいられます。お正月を迎える食卓を考えながら、行事食の食べ方を見直してみましょう。 |
第7回 平成23年1月15日(土) | 午前10時30分~12時 講義 | ||
『高齢者の食育』 | 講師:松本晴美 | ||
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高齢期は、体の予備力低下に伴い様々な健康問題も現れます。そこで高齢期の生理的、身体的特徴を踏まえ、生活の質を維持し、健康的な生活を送るためにの食生活について考えます。 |
第8回 平成23年2月19日(土) | 午前10時30分~12時 講義と調理実習 | ||
『簡単で食べやすい食事』 | 講師:渡邉隆子 | ||
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近年の高齢社会において、栄養バランスがよく、調理が簡単でなおかつ咀嚼や嚥下がしにくい高齢者にも喜ばれる食事の提供が望まれます。そこで、高齢者の生理的な特徴を考慮し、20分以内で調理が可能な高齢者向きのメニューを講義、調理実習を通して紹介します。 | |||
第7回 平成23年1月15日(土) | 午前10時30分~12時 講義 | ||
『高齢者の食育』 | 講師:松本晴美 | ||
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高齢期は、体の予備力低下に伴い様々な健康問題も現れます。そこで高齢期の生理的、身体的特徴を踏まえ、生活の質を維持し、健康的な生活を送るためにの食生活について考えます。 |
2.参加者数 | |||||||
第1回 | 8名 | 第2回 | 7名 | 第3回 | 15名 | ||
第4回 | 14名 | 第5回 | 30名 | 第6回 | 18名 | ||
第7回 | 15名 | 第8回 | 16名 | 計 123名 |
本講座は興味ある講座を選んで参加する自由参加講座であるが3,5,8回目は調理実習のため予約制とした。
3.アンケート結果 |
今年度のアンケートは、リピーターが多いため年齢・居住地の記載のない簡単な様式にした。アンケート回収率は80%だった。 講座の感想では、99%の人が「とても参考になった」と答えている。 そして自由記載の欄では、参考になった点を「食の大切さを再認識した」「応用の効く料理で幅が広がります」等々、63%もの人が記載していた。 今後とりあげて欲しいテーマでとしては、料理に関するものでは「簡単メニュー」「高齢者の食事」「こどものおやつ」など、講義では「食に関する情報の捉え方」「食の安全に関すること」「病後の食事」などが挙げられていた。 |
4.総括 | |
1) | 今回の企画は、各年齢層の方に参加して戴きたくテーマを考えたが、やはり参加者は60歳代以降の女性が多く、参加者からも「若い方にも聞かせてあげたい話ですね」という声が聞かれた。今年度は学内でやっている他の講座と重なってしまった回数が多かったこともあり、やや集まりは少ないようであった。日時の設定と広報の方法は今後更に検討する必要がある。 |
2) | 調理実習はやはりいつも人気があり楽しみにしていらっしゃる方も多いので、講義だけでなく実習を取り入れた講座が今後も望まれる。 |