名称: | 『考えましょう災害時の食事』 |
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開催日と対象者: | 平成23年6月26日(日) 対象:管理栄養士・栄養士の方 7月17日(日)、8月28日(日) 対象:高校生とそのご父兄 10月9日(日) 対象:大学周辺の地域の皆さん |
参加人数 : | 合計670名(内訳:6月26日(日)60名、7月17日(日)と8月28日(日)260名、10月9日(日)350名) |
開催場所 : | 東海学園大学 名古屋キャンパス |
実施責任 : | 健康栄養学部 管理栄養学科 |
近い将来、東海・南海・東南海連動型地震が起きるのではないかと言われている中で起きた東北地方太平洋沖地震、食べ物の確保もこれまでの想定をはるかに超えた困難に直面した。特に、災害対策のうちでも被災時の食事問題には多くの課題があります。そこで、高校生や大学生、地域住民、食の専門家である管理栄養士・栄養士など色々な人達と、災害時の食事について考える機会となるよう事業を運営展開し、それぞれの立場で防災に対する心構えを培うことを目的とした。
本学で行われていた「第1回 栄養改善学会東海支部会学術総会」に出席なさっていた管理栄養士・栄養士の皆様に、本企画のご案内チラシの配布とポスター掲示によりPR活動を行った。
本学管理栄養学科1・2年生(以下、本学学生)が各県で行われている災害対策の調査結果と避難場所に指定されている本学防災倉庫内に備蓄されている物品を紹介した。
本学学生が考えた災害時に役立つレシピの中間報告等(6月26日 展示内容 災害食(中間報告)、展示内容 病院編、6月26日 展示内容~学校給食編(中間報告)、6月26日・7月17日・8月28日 展示内容)の紹介も行った。
展示会場入り口
食の専門家である管理栄養士・栄養士の皆さまから給食施設における備蓄食糧確保の現状と問題点、災害時食支援体制に対するアイディアやご意見をお聞きするためのアンケートを実施しアンケート結果は10月に報告した。
本学で行われていた高校生対象のオープンキャンパスに参加していた高校生とそのご父兄に、本企画のご案内をポスター掲示でPR活動を行った。
7月17日(日)は、各県で行われている災害対策の調査結果と本学防災倉庫内に備蓄されている災害用品を紹介した。
8月28日(日)は、本学学生が考えた災害時に役立つレシピ紹介と、給食施設で食事提供を行うとしたら、どのような食事内容の提供ができるかを本学学生が考えた各施設編レシピも紹介した。
本学HPで『非常用食品を使った災害時のメニューコンテスト』のPRを行った。その他、パンフレットと応募用紙を愛知県内の高校68校と天白区の中学4校へ300部、大学周辺の地域の皆様へ700部(天白区(町内会、区役所等)450部、昭和区250部)、学内で500部(含む、7月17日(日)と8月28日(日))配布した。9月下旬から学内と学外にポスターと看板(コンテスト開催ポスター学内掲示-1、コンテスト開催ポスター学内掲示-2)を掲示した。
総集編として、各県で行われている災害対策の調査結果と本学防災倉庫内に備蓄されている災害用品の紹介、災害時に役立つレシピ紹介と、給食施設で食事提供を行うとしたら、どのような食事内容の提供ができるかなど本学学生が考えたレシピも紹介した。本学学生の4月末現在の居住地における、防災用品・災害用食品の備蓄状況のアンケート結果の報告(防災用品チェックリスト(在学生用)4月末現在、災害非常用食品チェックリスト(在学生用)4月末現在、4月末現在 1・2年生に実施したアンケート結果)をした。展示内容をご覧になった方に防災意識を高めることができたかどうかアンケートを実施し、結果をまとめた(10月9日「考えましょう災害時の食事」展示内容アンケート、10月9日アンケートの結果)。
コンテストにご応募下さった方は、22グループ108名 (一般3グループ4名、大学生16グループ97名、高校生3グループ7名)で、入賞者10グループ(入賞10グループのメニュー、入賞の方の料理紹介(一般3グループ、大学生4グループ、高校生3グループ))の方に来校してもらい、30食(試食として90食分)の調理をしてもらった。試食は、本学審査委員の評価(16名)と来場者の投票(71名)により最優秀賞を決定した。今回入賞したグループには景品として「防災用品」を渡した。今回ご応募下さった皆様の内、入賞者以外のメニューは掲示にて紹介した。入賞した皆様に、応募したきっかけやコンテストに対してのご意見を後日アンケート(出席者へのアンケート、コンテスト入賞者のアンケート結果(学外のみ))にてお聞きした。当日のスケジュールは次の通りです。
10:00 | 東海学園大学 名古屋キャンパス集合 |
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10:00~11:00 | コンテスト内容の説明とご応募いただいたメニュー30食分の調理 |
11:00~12:00 | コンテスト(本学審査員の評価(工夫・簡便性・見た目・栄養・コスト・味)と来場者の方に10種類のメニューの中から1品選んで投票していただきます) |
~14:00 | コンテスト総評と表彰式(最優秀賞1グループ、他の入選したグループに非常時の持ち出しグッズプレゼント) |
本企画についてのアンケート結果から、来場者の皆様が災害時の食事について考える機会となったことがわかり、今回の企画の目的であった、それぞれの立場で防災に対する心構えを培うことが達成できた。