名古屋市市民経済局消費流通課主催 名古屋市消費生活フェア

ブース出展11月2,3日

一般市民向け 食育の啓発活動

食生活診断と食のクイズ

 

一般市民の食生活の実態を広く知らせ、食に関する知識を増やすための食育を行った。

概要:6月〜11月の消費フェアまでの期間に30歳以上の一般市民の食事調査を行い、集めた人々の食品の摂取量および栄養素摂取量の平均値を計算してポスターにまとめて展示した。

ポスター作成に当たっては、6月から夏休みなどを利用し、学生達が両親始め、親族や近隣の方々、あるいはアルバイト先の30歳以上の人に食事調査票を記入してもらい、大学に持ち帰りパソコンの栄養価計算ソフトに打ち込み、結果をプリントアウトして各人へ調査結果について説明した。愛知県の成人157名分の調査結果から身長や体重、各栄要素摂取量などの平均値をまとめて表を作り、それをアレンジしてポスターを作成し、消費フェアの会場で集計結果を示した。

消費生活フェア会場では、愛知学泉大学のブースとして出展し、その場に来場した一般市民に食あるいは栄養に関するクイズを行い、食に関する知識を広めた。食に関するクイズでは、自分たちの考えるクイズが一般市民には大変高度で難しいと言うことが中々理解出来ず、作成のやり直しを何度も行った。また、クイズも大人用と子供用を用意して、それぞれの年齢層の方にクイズを愉しんでもらえるように工夫した。(写真①

また、低年齢の子ども向きに、子どもが嫌いがちな野菜も形を変えれば、食べられると言う自信をつけさせると言う目的で、事前に野菜入りのクッキー3種入りを各日200食ずつ合計1200個作成し、野菜入りクッキーを配付した。

写真②写真③

野菜クッキーに関しては、色がある野菜にはポリフェノール、アントシアン、クロロフィル、カロテンなどの色素が豊富であり抗酸化性が高く、子どものみならず、大人には抗酸化性があり癌の予防や老化防止などの役目もあり、好ましいものを作成するという目的があったが、味の面で中々、美味しいと言うクッキーを作成するために何度も作成しては調理素材を何度も変えて作成しなおした。実際に友人にも食べてもらい感想を聞くなどして、野菜の種類を変える、あるいは調味料の配合を変える、オーブンの焼き温度を変えるなどをして何度も試行錯誤を行った。日頃から、受けてきている食に関する授業内容を活かして、野菜の色の機能性成分をクッキーの調理に生かし、官能検査を事前に行い、より好まれる食味の検討を行った。

さらに、自分の食習慣が正しいかどうか日頃から気になる人たちには、希望者に食事調査をその場で行い、会場に運び込んだパソコンとプリンターにて結果を打ち出し、食品と栄養素で何が不足あるいは摂取過多かを説明し、これからの食生活で気をつけることや運動を含めた日常生活の注意点を知らせた。その際には、パソコンに予め入力しておいた栄養価計算ソフトを用い、現場に来場した人の個人の食事歴調査を質問しに書き込んだ後、パソコンに打ち込み、プリントアウトした。栄養価計算ソフトによる結果は、一般の人には分かりづらいため、丁寧に結果を、よりわかりやすい言葉で説明した。

後日、名古屋市よりこのフェスタの参加者は42,000名であったと報告があった。(写真④

本学のブースでは2日間で約150名の方が食事調査行い、クッキー200食は両日とも好評の中で配付が終了した。
また、本活動は平成26年2月26日に行われた愛知学泉大学社会人基礎力育成グランプリにて発表した。