平成25年度 一般向け啓発事業 実施報告書

香蘭女子短期大学 食物栄養学科
講師 小西康仁

1.事業概要

1)事業名称
親子でコミュニケーション・クッキング  (案内ポスターはこちらから)
2)目的
園児とその保護者を対象に、料理を通じてコミュニケーションを図りながら、料理をする楽しさやおいしいものを食べられる喜び、また家族との絆を深めあうことを目的とする。内容は、園児であっても楽しく参加できるように、白色の皿を絵画でいうキャンパスに見立て、フルーツのショートケーキをメインに、赤や黄色などのカラフルなソースを用いて、親子でコミュニケーションをとりながら自由に描いて盛り付けをし、世界に一つしかない一皿を完成させてもらう。
3)開催日時
平成25年10月13日(日)13:30~15:30(13:00より受付開始)
4)開催場所
香蘭女子短期大学 3号館8階 調理実習室
5)参加者
近隣の幼稚園や保育園に通う園児とその保護者
17組40名(保護者:17名、子ども:23名)
6)講師
本学教授 眞木 孝

 

2. 実施内容  (案内の配布物およびレシピはこちらから)

当日は、天候もよく、多くの親子が「親子でコミュニケーション・クッキング」に参加していただきました。

初めに、本日の流れの説明と、学生スタッフの紹介を行いました。

次に、本学教授の眞木孝先生による、フルーツのショートケーキの講習を行いました。

 

眞木先生によるお菓子作りのテクニックを保護者の皆様も熱心に聞き入っており、さらに、お皿の上にソースで模様をつける方法はとても簡単で、ハート柄や網目柄の作り方を子どもたちも見入っていました。この後の実習にぜひ活用してもらいたいと思います。

 

では、いよいよ実習の始まりです。

学生スタッフの皆さんと親子が協力し合い、白色のお皿をキャンパスに見立て、世界に一つしかない一皿を完成させてもらいます。フルーツのショートケーキをメインに、アングレーズ・ソース、ラズベリーソース、パッションフルーツソース、チョコレートソースを用いて、思い思いに描いてもらいました。実習中の子供たちの真剣な様子に、保護者の皆様も感心し、一緒になって楽しんでいました。

 

実習が終わりましたら、皆さまそろって試食です。

子供たちの個性豊かなデコレーションで、おいしくできたでしょうか。食事をしながら、ますます親子のコミュニケーションが弾んでいました。最後に参加してもらえた記念品として、本学のマスコットキャラクターのRANちゃん(クッキングver.)のメダルをプレゼントしました。裏に今日の記念写真も付けました。この機会を忘れずに、家庭でも親子で料理を作る楽しさ感じていただきたいと思います。

 

3.アンケート結果  (アンケート用紙はこちらから)

講座終了後にアンケートを実施いたしました。その一部をご紹介します。

準備や片付けなどありがとうございました。写真とメダルも喜んでいます。また、子ども(3歳)が思ったよりも頑張っていて、すべて完食し、楽しく過ごせました。
家ではなかなか子供に手伝わせたりしていないので、とても良い体験になりました。これをきっかけに、まず包丁を買ってみます。
難しく思えた飾りが意外と簡単だったことにびっくりしました。でも、これからこれを使ってお・も・て・な・しができそうです。ありがとうございました。
お菓子作りをしたくて、とても楽しく参加することができました。娘との楽しい時間も過ごせました。

 

今回の講座は、学生たちにとっても親子の食に対する考え方や価値観など多くのことを学び、そして日頃の授業の成果を実践として役立てたと思います。

最後に、ご支援いただきました日本フードスペシャリスト協会に厚くお礼申し上げます。