一般向け啓発助成事業実施報告書
主 催 成美大学短期大学部
共 催 公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会
事業名称 「心とからだを作る朝ごはん」料理コンクール
開催日 平成26年8月24日(日)
開催場所 成美大学短期大学3号館 (福知山市字堀3370)
料理実技審査 調理室
記念講演 3102教室
ポスターセッション 3号館ホールおよび廊下
内 容 1.心とからだを作る朝ごはん料理コンクール
① 書類審査 北近畿60高等学校にコンクール募集案内ちらし配布
② 実技審査 書類審査通過9チームによる調理
2.記念講演
3.食物栄養専攻2回生によるポスターセッション
目 的 生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的とし、2005年に食育基本法が制定された。栄養バランスの良い食事は心身の健康につながるが、国民健康・栄養調査結果によると、1日の最初の食事である朝食の欠食率は高校生の年代で急激に増えている。そこで、「高校生対象の朝ごはん料理コンクール」、「記念講演会」、「成美大学短期大学部食物栄養専攻2回生によるポスターセッション」を開催し、それらの活動を通して、高校生や大学生、保護者、地域住民の人々に朝ごはんの大切さを理解してもらう機会となることを目的とした。
スタッフ 成美大学短期大学部食物栄養専攻教員
(足立まり子 岡本加織 桐村ます美 藤田奈々子 堀祥子 山名美奈子)
成美大学短期大学部食物栄養専攻2回生
実施記録
1)朝ごはん料理コンクール
【募集】5月12日「心とからだを作る朝ごはん」料理コンクールの募集
コンクール開催ポスター、募集内容、応募用紙を北近畿地域の高校へ郵送や手渡しで配布し、さらにホームページ、新聞記事や広報誌に掲載する等の方法で案内した。
7月25日応募締め切り。応募数65チームであった。
【書類選考】短大食物栄養専攻教員6名が、
書類審査基準に則り
採点制で65チームの中から
実技審査に進む10チームを決定した。
【実技審査】8月24日スケジュール スケジュールはこちらから
参加者 コンクール出場者18名(高校1年生4名、2年生10名、3年生4名)
一般来場者20名
短大生16名
審査員8名(短大教員3名、学外有識者2名、学生3名)が実技審査基準に則り採点した後順位を決定し、表彰した。
応募献立
受付
開会の挨拶
応援・見学者
実技審査の様子①
実技審査の様子②
実技審査の様子③
表彰式
コンクールに出場した皆さん
最優秀賞
優秀賞
学生審査員賞
佳作
佳作
佳作
佳作
佳作
佳作
2)記念講演
地元の福知山市立日新中学校 栄養教諭による講演「元気の源、朝ごはんパワー!」を、審査の待ち時間を利用して開催した。
開催場所として教室をカフェ風に設え、「成美カフェ」と称し、学生が事前に作ったクッキーとお茶やソフトドリンクでもてなし、聴講者に講演を楽しんでもらった。
実技審査に臨んだ出場者にとっては
緊張を癒す場になった。
記念講演会
3)食物栄養専攻2回生によるポスターセッション
【事前準備】短大食物栄養専攻2回生は、栄養指導実習の授業で朝ごはんについての情報や欠食状況などを調査し、啓発ポスターを作成した。
【ポスターセッション】栄養指導実習の授業で作成した「朝ごはんたべよう」啓発ポスターを展示し、食物栄養専攻2回生が当日来学された方々に対してポスターの説明をし、質問に答えた。学生にとっては一般の方々に栄養指導を行う場となり、授業ではみられない緊張感を漂わせた質疑応答の場面であった。
ポスター展示
ポスターセッション①
ポスターセッション②
4)アンケートの実施
コンクール終了後、コンクール出場者と応援・見学来場者にアンケートを実施した。
出場者のアンケートから、応募に際し、献立作成に対して真摯に取り組み、出場が決定後何度も練習したことが伺え、コンクールは良い経験になったと感じていた。
応援見学者のアンケートからは、出場者の手際の良さ、レベルの高さ、一生懸命さを感じた方が多かった。ポスターに関してもわかりやすく、丁寧な説明だったとの感想をいただいた。
講演内容に関して朝ごはんの役割や大切さ・重要性を理解し、今後朝食の改善を図りたいと答えた人が大半を占めた。
以上から、今回の「朝ごはん料理コンクール」の開催は、高校生や大学生、保護者、地域住民の人々に朝ごはんの大切さを理解してもらう機会となったと考えられた。また、食物栄養専攻の学生にとっても、日頃学んでいることが栄養改善活動の一助となり、健康づくりに寄与したことを実感した様子であった。
本事業に共催頂きました公益社団法人日本フードスペシャリスト協会に厚く御礼申し上げます。