東海学園大学　報告書

目的

我が国の多様で豊富な旬の食材や食品、栄養バランスの取れた食事構成、食事と年中行事や人生儀礼と密接な結びつきを持つ「和食文化」は、社会の連帯に大きな役割を果たし、世界の文化的多様性を豊かにすることに繋がり、2013年に無形文化遺産として登録された。

そこで、本事業では、管理栄養学科の学生が中心となり、「和食」をキーワードとし、和食料理、旬の食材、地域特産品、栄養バランスの取れた食事構成、和食と健康の関係、行事食、食文化などの情報を発信し、高校生や大学生、その保護者、地域住民に日本の食文化を再認識させ、自分の食生活と健康について考え、必要であれば見直しを行う機会となるよう運営する。

本事業活動を通して、多くの人々が健康増進・保持を考える機会となることを目的とする。

企画内容　　2014年度イベント企画「見直そう！　和食の文化」

【企画1】多彩な食材・旬の食材、行事食、和食と健康寿命の関わりについての情報発信

担　当：: 管理栄養学科2年生
対　象：: 高校生とその保護者および地域住民や市民
開催日：: 平成26年7月20日（日）、8月24日（日）、10月12日（日）
内　容：: 「和食」の文化のうち、多彩な食材・旬の食材、行事食、和食と健康寿命との関わりに関する情報をポスターとジャンボかるたにまとめ、展示とプレゼンテーションを行った。また、展示ポスター内容についてのクイズラリーを行った。（資料１）
設定したサブテーマを示す。
ｻﾌﾞﾃｰﾏ：: ①和食　ユネスコ無形文化遺産; ②和食　多彩な食材; ③和食　季節（旬）の楽しみ方; ④和食　行事食; ⑤和食　和食と健康寿命

【企画2】特産品と郷土食、箸の使い方マナー、食育推進活動の紹介についての情報発信

担　当：: 管理栄養学科1年生
対　象：: 高校生とその保護者および地域住民や市民
開催日：: 平成26年8月24日（日）、10月12日（日）
内　容：: 「和食」の文化のうち、特産品と郷土食、箸の使い方マナーなどに関する情報をポスターとジャンボかるたにまとめ、展示とプレゼンテーションを行った。また、展示ポスター内容についてのクイズラリーを行った。（資料２）; 設定したサブテーマを示す。
ｻﾌﾞﾃｰﾏ：: ①和食　日本の特産品と日本食; ②和食　東海三県以外の特産品と郷土食; ③和食　愛知県の特産品; ④和食　愛知県の郷土食; ⑤和食　岐阜県の特産品と郷土食; ⑥和食　三重県の特産品と郷土食; ⑦和食　日本の食事マナー（箸の使い方など）; ⑧和食　よく噛むメリット; ⑨和食　和食と食育推進活動

企画1ならびに2の来場者数を表Ⅰに示した。

表Ⅰ　企画1ならびに2の来場者数

日時	7/20	8/24	10/12	総数
来場人数（人）	240	231	182	653

【企画3】ジャンボかるた大会

担　当：: 管理栄養学科3～4年の担当学生
対　象：: 幼児から高齢者まで幅広い地域住民や市民、本学学生
開催日：: 平成26年10月12日（日）
内　容：: 「和食」をテーマとし、作成したジャンボかるたの展示ならびに、「ジャンボかるた大会」を行った。

企画3のジャンボかるた大会の来場者数を表Ⅱに示した。また、来場者と大会の様子を資料３に示した。

表Ⅱ　企画3の来場者数

日時	10/12
来場人数（人）	25

【企画4】和食の料理コンテスト

担　当：: 管理栄養学科3～4年の担当学生
対　象：: 高校生、一般、管理栄養士（栄養士）養成校の学生
開催日：: 平成26年10月12日（日）
内　容：: 和食文化に関わる行事食、郷土料理、我が家に伝わる料理、創作和食料理の応募を募り、コンテストを開催した。コンテストに応募するにあたり和食や和食の文化を振り返り、健康と食生活を考える契機をつくった。; ① 作品募集は、大学HPおよびチラシを用いて行った。募集チラシは高校生および一般、本学学生　で、約4000枚を配布した。; ② 一次審査（書類審査）応募は150作品で、56作品を最終審査することとした。なお、遠方参加者については写真参加も可能とした（表III）。