宇部フロンティア大学短期大学部 食物栄養学科
「和食パワーでイキイキ健康目指しませんか?」実施報告書
開催日時:平成26年9月27日(土)、平成26年10月11日(土) 13:30~15:00
開催場所:宇部フロンティア大学短期大学部 1号館
111教室、生化学実験室、調理第二実習室
参加者数:第一回(9月開催) 6名(女性5名、男性1名)
第二回(10月開催) 10名(女性8名、男性2名)
共 催:公益社団法人日本フードスペシャリスト協会
スタッフ:宇部フロンティア大学短期大学部 食物栄養学科
松冨直利教授、城野世津子教授、櫻井菜穂子准教授、福原佳世子講師
宇部フロンティア大学短期大学部 食物栄養学科 学生アルバイト5名
1.はじめに
「和食:日本の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを契機に、日本食に対する新たな関心が高まっている。そこで和食の特徴としての食材やその持ち味、だしについて、科学的、栄養学的、調理学的観点から解説し、伝統的な「だし」の官能評価、だしを活かした和食の調理実習を通した体験授業型の公開講座を行った。
2.実施記録
- 参加者の募集:
- 広報チラシの本学イベントでの配布、市立図書館、保健センター、付属幼稚園への配布、ホームページ、学内掲示による参加者の募集を行った。
- 実施内容:
- 2回にわたって講座を行った。
第一回目は、食品学の観点からのだしのうま味成分の特徴を講義し、その後うまみ成分であるグルタミン酸やイノシン酸を官能評価で味わい、だしを使った味噌汁と、だしの入っていない味噌汁の飲み比べでうま味成分の効果を体験する官能評価実験を行った。会の最後には合わせだしを用いて作った茶わん蒸しを食べながら、講師と参加者が自由に歓談できる時間を設けた。
第二回目は、栄養学の観点からのだしの機能性、和食でのだしの重要性を講義し、その後、調理室でだしの取り方、飲み比べを行い、だしを活かした料理としてほうれん草のお浸しと茶わん蒸しを作り、試食した。
<第一回開催>
参加者:6名(10代1名,30代1名,50代3名,60代1名)
当日の様子:
①講義 松冨直利教授 「だしのおいしさを科学する(講義)」
②実験 福原佳世子助教 「だしのおいしさを科学する(実験)」
③歓談タイム
<第二回開催>
参加者:10名(10代,30代,40代各1名,60代5名,70代2名)
当日の様子:
①講義 城野世津子教授 「和食の健康効果~おいしさ再発見」
②実習 櫻井菜穂子准教授 「おいしいだし汁からおいしい料理が生まれる」
3.事業評価
和食とだしをテーマにしたことで、受講者の興味をひいた。アンケートの結果、参加者全員が講座の内容を「大変有意義だった」または「有意義だった」と答えた。
以下に参加者の声を紹介する。
- ・普段聞けないお話をありがとうございます。
- ・だしのおいしさについて学べ、とても楽しく有意義な時間でした。
- ・だしは料理の基本ですが、素晴らしさを再認識しました。
- ・実験もとても楽しく、講座を受けてよかったです。
- ・うま味について、大変勉強になりました。
- ・めんどうでも、今後はだしを取ることに挑戦していこうと思いました。
- ・また参加したいです。